モルタルの外壁塗装は必要？注意点を解説

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。外壁塗装のメンテナンスを検討する建物、使用している外壁材がモルタルの場合には外壁塗装をするメンテナンス方法は正しいのでしょうか？今回はモルタルの外壁において適切なメンテナンス方法と注意点について解説していきます。

モルタル外壁とは、主原料をセメントや砂を使用し、それらを水で混ぜ合わせる事で作られた外壁材の一つです。耐熱性が高いことに加え無機質でできていることから劣化因子に強く、外壁材として好んで使用されるケースがあります。また、モルタルを塗っていく工程でデザイン性に富んだ施工をすることができるため、こだわりの外壁に仕上げたい場合に採用される場合があります。

無機質に当たる素材でできているものの、モルタル外壁はひび割れしやすい性質も持っています。そのため、定期的な塗装メンテナンスは欠かせません。また、他の外壁材同様に水が浸透していってしまえば建物の構造がもろくなってしまうという点は一緒です。そのため、ひび割れにある程度強く防水機能も向上させるために外壁塗装は必要になります。

モルタルにはモルタルの魅力があります。ですが、万能なサイディングに比べて少し手間がかかるという点が正直なところ。だからこそ、外壁塗装を行う事でモルタルでも十分に欠点を補っていくことができます。断熱性のある塗料を使用したり、防水性や汚れに強い性質の塗料を上手く活用することで長期間に渡りキレイな外壁を保つ事ができます。

モルタルの最大の魅力であるその素材のデザイン。ここを、外壁塗装することで損ねてしまうことがないように塗装できるかどうかが重要です。モルタルのデザインの凹凸をあえて残せるように塗装をする必要があります。モルタルに適した塗り方ができる業者に依頼することが成功への近道です。

塗り替えをするモルタル自体の下地処理は入念に行ってもらうようにしましょう。長年蓄積されてきた汚れやコケなどをしっかりと高圧洗浄で洗い流すことで、塗り替える塗料の仕上がりもより良い状態にすることができます。高圧洗浄だけで落としきれない汚れに対してはケレン作業を行う事でモルタルの凹凸に潜む汚れも徹底的に落としてもらいましょう。

モルタルの外壁である場合、モルタル自体に含まれる湿気によってどうしても全体的に塗膜に剝れや膨れが生じやすくなります。そのため、あらかじめ使用する塗料に工夫をしておくといいでしょう。透湿性のある塗料を使用することで湿気を上手く緩和することができます。

今回はモルタルの外壁塗装の際に注意したいポイントについて解説してきました。モルタルが持ち合わせる性質を理解した上で欠点を上手く補うことのできる塗料を使用するようにしましょう。くれぐれも塗膜が硬くなるようなフッ素塗料・無機塗料の使用はやめましょう。モルタル外壁にうまく追従できるような塗料を選ぶ事が、長期間耐久させるためのポイントになります。