木材への外壁塗装での注意点について
2025/01/17
こんにちは!外壁塗装専門店安井創建です。天然木を外壁材に使用した建物の場合、外壁塗装でのメンテナンスを行う時に注意したい点はいったいどんな部分があるのでしょうか?今回はそんな視点から解説を行っていきます。
目次
木材への外壁塗装
どんな点に注意が必要かな?
木材での耐久年数は短いという点を理解する
天然木の建材で建てられる場合、より自然の温かみを感じられる住宅になることでしょう。そんな木材への塗装には、他の建材よりも注意する必要がある点はたくさんあります。どれだけ高耐久の塗料を使用したとしても、木材の場合にはその耐用年数に到達することはなかなか難しいのです。木材は日々呼吸をしている素材です。湿気を吸い、時に吐き出すといった性質を持っている為に、塗料で塗膜を作ったとしてもそもそもの密着性が弱かったり、塗膜がはがれてしまいやすくなります。そのため、木材自体の劣化を防ぎたい場合には、定期的に目検で確認し、劣化の兆候が見られ始めた早い段階で塗り直しを繰り返していく必要があるのです。塗料や外壁材の一般的な耐久年数を鵜呑みにするのではなく、自分自身で確認をするようにしましょう。
ケレンなどの下地処理も丁寧に
木材に外壁塗装を行う場合には、ケレンなどの下地処理を丁寧に行っていく必要があります。ケレンとは、今の外壁についてしまっている汚れを落とす作業のことを言い、こうした工程を行うことで塗料の密着性が向上するのです。そもそもあまり長く耐久出来ないものではありますが、できるだけ長く保たせることが出来るように、より丁寧に行ってもらうようにしましょう。
造膜タイプか浸透タイプの塗料を使用する
木材への外壁塗装では、造膜タイプか浸透タイプの塗料を使用するようにしましょう。それぞれの特徴は以下の通りです。
■造膜タイプ
木材の表面に塗膜を作りコーティングしていくタイプ。水分や紫外線等の外部から発生する劣化要因に対し保護できる機能があります。耐久性や耐水性・防腐性に優れており、浸透タイプよりもメンテナンス回数を減らすことが出来ます。
カラーバリエーションも豊富でツヤの有無も好みに合わせて選ぶことが出来ます。ただし、木材の味でもあるその質感を感じ取ることが難しくなるというデメリットもあります。また木材自体の伸縮に耐え切れずに、形成した塗膜自体がひび割れを起こす可能性もありますので、下地処理が重要になります。
■浸透タイプ
塗料が木材の内部に浸透するタイプの塗料です。表面に塗膜を形成するだけでなく内側から木材を保護することが出来ます。表面を厚くコーティングする方法ではないため、造膜タイプと比べて木の肌触りを残せる点が最大のメリットでしょう。浸透タイプの場合では、色付けをすることが目的ではありません。木材を劣化させることがないように保護を目的とするため、内部へと浸透させ強度をもたらすものです。そのため、仕上がり時のツヤ感はなく光沢が欲しいといった希望をかなえる事は難しいでしょう。耐久性についても造膜タイプには劣ってしまいますので、一定期間ごとに塗り直しを継続していく必要があります。
木材への外壁塗装は塗料選びから検討しよう
まとめ
今回は木材の建物における外壁塗装の注意点について解説してきました。せっかくの天然木の風合いを活かしたいのかという点に重きを置いて、塗料選びを進めていきましょう。
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外壁塗装専門店安井創建
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