ガルバリウム鋼板にも外壁塗装は必要？注意点をご紹介

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。ガルバリウム鋼板の外壁材を使用している建物において、外壁塗装というメンテナンス方法は正しいのでしょうか？今回は、ガルバリウム鋼板にも外壁塗装が必要なのかという点から、実際に依頼する際の注意点について解説していきます。

ガルバリウム鋼板とは、アルミで出来た外壁材のことを指します。多く見かけるサイディング材ではなく、アルミの板状の建材を建物の外側に張り付ける事で外壁材としている場合です。無機質で重厚感や存在感が際立つ建て方になり、近年でも注目を集める外壁材の一つです。

長期間耐久出来る特徴や、熱にも強いといった点を持つ外壁材でもあり、加工性の高さから様々なデザインを施した外壁材としても使用幅を広げています。水はけも良くカビや苔などが増殖しにくい点も魅力の一つです。また、雨漏りにも強い点がありますので、屋根材としても選ばれるケースがあります。

そんなガルバリウム鋼板ですが、長く生活し続けたいと考える住宅だからこそ、長期的に強度を保つためには、外壁塗装は重要なメンテナンスになります。せっかく持ち合わせている特徴も、全くメンテナンスを行わなければ損なわれてしまうものです。しっかりと保護をした上で長期的にも安心できる住宅に整えましょう。

ガルバリウム鋼板への外壁塗装では、特に適切なメンテナンスのタイミングを見逃さないことが重要です。劣化の兆候を放置しておくことで、アルミ部分が直接劣化因子に触れる事になり、錆付きなどのトラブルを引き起こします。ひび割れや剝れ等の懸念も大きくなりますので、塗膜の保護機能が切れる前にしっかりと定期的に塗り直しを計画するということが重要になります。

ガルバリウム鋼板に塗装を行う場合には、デメリットになっている部分を補える塗料を中心に選んでいくといいでしょう。より長期的に保護できる高耐久性の塗料を選んだり、錆付きに対して強い特徴を持つ塗料を選ぶことで、ガルバリウム鋼板自体の劣化を起こさせない下準備を整える事に繋がります。

ガルバリウム鋼板への外壁塗装を依頼したら、提示してくれる見積の中に、ケレン・目荒らしといった項目がしっかりと含まれているかを見ていきましょう。ケレンとは、今の外壁上についてしまっている汚れや錆を取り除く工程のことを言い、目荒らしとは、この後に続く塗料の吸着性を高めるために重要な工程になります。サイディングの場合には行う事がない工程になりますので、特に注意して確認するようにしましょう。また、下塗り材についてもガルバリウム鋼板とその後に続く塗料との相性を考えた上で最適な塗料を選んでもらうようにしましょう。

今回はガルバリウム鋼板への外壁塗装は必要なのかという点を解説してきました。ガルバリウム鋼板の持つデメリットの部分をしっかりと補うことの出来る塗料を中心に定期的に塗り替えを行っていくことが重要です。