外壁塗装の吹付タイル（スタッコ）塗装の特徴とメリット・デメリットについて

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。建物の外観は外壁塗装によって大きく印象が変わります。その中でも吹付タイル塗装・別名スタッコ塗装では、どのような風合いの外壁塗装に仕上げることができるのでしょうか。今回はそんな吹付タイル塗装の特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

吹付タイル塗装とは、セメントや砂・アクリル樹脂などを主成分とする塗料を、専用のスプレーガンで外壁材に吹き付けていく塗装方法のことです。別名をスタッコ塗装とも言います。スタッコとはイタリア語で『石膏』を意味する単語で、もともとはヨーロッパの伝統的な建築素材です。この技術が日本に伝わり、現在としては外壁塗装の一つの手法として広く用いられています。

吹付タイル塗装ではスプレーガンで吹き付けるため、様々な質感やデザインを表現することができます。粗い質感から細かい質感まで、その方の好みに合わせて調整していくことができるのです。また、塗料の種類も色も豊富な中から選べるため、建物のスタイルに合わせた多彩なデザインが実現できます。

吹付タイル塗装は、セメントやアクリル樹脂を含む塗料を使用するため非常に高い耐久性を持つことが特徴です。外部からもたらされる様々な影響にもしっかりと耐えることのできる耐久性を誇り、雨風や紫外線・気温の変化にも強い特性があります。そのため、長期間にわたってその建物の外観を美しく保つことができるのです。

吹付タイル塗装では防水性にも優れた実力を発揮します。外壁自体に水が浸透することを防ぐことができるため、構造の部分までしっかりと守ることができます。また、セメントを主成分としていることから防火性も高く、建物の安全性を向上することに貢献します。

吹付タイル塗装は独特の立体感とテクスチャーが特徴で、美しい仕上がりが期待できます。特に、エレガントでクラシカルなデザインを好む場合には最適な塗装方法ともいえます。カラーリングの自由度も高く、建物の個性を引き立てます。

吹付タイル塗装は耐久性が高く、長期間にわたって外観をキレイに保つことができます。通常の塗料に比べて劣化するペースが遅く、ひび割れや剝れなどといった劣化も起きにくいことが特徴です。また、メンテナンスの頻度も少なくすむため、長期的に見たときにコストパフォーマンスが高い塗装方法といえるでしょう。

吹付タイル塗装はもともと環境に配慮して作られている塗装方法であることから、有害な化学物質を含まないものが多いです。これによって環境にも優しく、その周辺に住まう方々への健康にもしっかりと配慮した塗装を行うことが可能です。

１回の外壁塗装の施工費は、吹付タイル塗装は他の塗装方法と比べて金額が高くなる傾向にあります。それは、材料費の高さや、施工費自体が高いことが影響し、ある程度予算をしっかりとあてられる方でなければできない塗装方法といえるでしょう。その分耐久性が高く、次回のメンテナンスまでの期間を最大限引き延ばせる工法でもあるため、長期的にみるとコストパフォーマンスはとてもいい塗装方法です。

吹付タイル塗装は、その施工をしてくれる職人の技術力にも左右される手法です。専用のスプレーガンを使用し専門的な技術を駆使しながら施工をするため、熟練した職人技が求められるのです。施工者の技術や経験によって仕上がりに差が生じてしまうことがあるため、吹付タイル塗装を強く希望する場合はあらかじめ依頼する塗装業者が吹付タイル塗装を強みとしているかどうかを確認してから依頼すると安心でしょう。

吹付タイル塗装は、セメントを主成分とした塗料を塗布していくため、外壁材にかかる重量が物理的に重たくなるという点を理解しましょう。建物の構造によっては重量負荷が大きくかかってしまうことにもなります。築浅の建物であれば特に問題はありませんが、古い建物や軽量構造の建物の場合は吹付タイル塗装を検討される際は、注意が必要です。

吹付タイル塗装の特徴について解説しました。メリット・デメリットを十分に理解して、ご自身たちの一番理想に近い塗装方法を検討していけるといいですね♪