外壁塗装の『保証期間』って？内容を理解し適切な判断を

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。外壁塗装を依頼する際様々な業者を確認することでしょう。そんな時に目に留まるのが『保証期間』についてではないでしょうか？保証期間と聞くと、なんだか安心して依頼できるような気になってきませんか？今回はそんな外壁塗装に対しての保証期間について解説していきます。ただ年数が長いから安心、というわけではないカラクリについて理解を深めていきましょう。

外壁塗装における保証には、大きく分けて3つあります。

• メーカー保証：塗料メーカーが出す保証の事
• 製品保証：製品の初期不良をはじめ、正しく使用したにも関わらず発生する不具合に対して保証されるもの
• 施工保証：自社保証とも呼ばれ、施工した業者自らが自信をもって保証できる期間のこと

この種類の違いが保証期間を理解するために重要なポイントになります。

この3種類あるうちの、自社保証である部分に対して業者は大々的に謳うケースが多いです。というのは、他の2つの保証は中々立証されないからです。塗料はそもそも、完品での販売製品ではなく、塗装して初めて完品になるものです。その施工をする職人の腕によって塗料の良し悪しが変わります。そのことから、よほどの事象がない限りメーカー保証は効きません。また、製品保証もしかり、その製品自体に不具合が生じているのか、施工不良によるものなのかの切り分けを行う事が難しいため、塗装による保証期間については自社保証で対応するケースがほとんどになります。

そんな安心材料になる保証期間、20年や30年という長期間の保証を謳う業者については、すこし疑いの目を持って確認するようにしましょう。そもそも、どんな塗料で外壁塗装をしたとしても、基本的に施工から10年も経過すれば様々な劣化リスクは高まっていきます。そんな中で20年などの長期保証がついているとしても、それはいったいなにに対しての保証なのでしょうか？保証がついているといえ、『塗料の劣化です』となれば、その長期保証はいったい何だったのかと疑問が残りませんか？無暗に長ければ安心、というわけではないのはこれが所以でもあります。

無暗に長いだけの保証では少し疑問は残りますが、長い自社保証期間はそれだけ自分たちの施工に自信を持っているという表れともいえます。そのため、ないよりは保証期間が付いている方が安心、というのも間違いではありません。具体的にどんな事象に対して保証してくれるのかを確認しておくと、より保証の充実さを理解することができるのではないでしょうか。

今回は外壁塗装の保証期間について解説してきました。保証期間は、ただ長いから安心ということではありません。なぜその年数で保証できるのかという根拠と、どんな事象に対してどんな保証サービスを受けられるのかといった点を明確にクリアにしておくことが特に重要です。そういった点を一つひとつクリアにした上で一番信頼できる業者に大切な建物のメンテナンスを依頼しましょう。