外壁塗装でクリア塗装は失敗する！？うまく使うコツをご紹介

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。外壁塗装を依頼する際、どんな色で塗装しようかという点は特に悩むポイントではないでしょうか。様々な塗料の種類がある中で今回は『クリア塗装』について解説していこうと思います。クリア塗装を使用して失敗してしまった！なんてお話も耳にすることがありますが、なぜ失敗になってしまうのか、うまく外壁塗装で使用するコツについて解説していきます。

クリア塗装とは、無色透明な塗料を使って外壁塗装を行うことを言います。下地や外壁材自体の色味が塗装完了時にも見える事から、外壁材として使用している素材や風合いを活かしながら、保護したりツヤを出して手触りを良くしたりすることができます。色のついている一般的な塗料を使うよりも、今の素材・今の状態を活かして行っていく塗装方法です。

クリア塗装のメリットには、その建物の今のデザインを保ったままに、紫外線や雨水からの影響に対してしっかりと保護できるような強化をすることが出来ます。もともとお家を建てる段階でこだわった外壁材を使用していたり、デザインに凝ったような経緯がある場合には、今の雰囲気を崩すのがイヤだと考える方もいらっしゃいます。その場合にはクリア塗装で今の状態を活かしながら上から保護するという手法を取るといいでしょう。

クリア塗装のメリットには、外壁の劣化で見られるチョーキングという現象が発生しない点があげられます。使用する塗料の中に顔料という成分が含まれていないため、チョーキングが発生しません。

クリア塗装は良くも悪くも、今の外壁材が表に見えるような仕上がりになります。あくまで外壁材自体がある程度よい状態である場合に、クリア塗装でも仕上がりが良く見えるものであり、すでに外壁材が劣化してしまっている場合にはクリア塗装は向いていません。無理やりクリア塗装で施工したとしても、地の部分に当たる外壁材が劣化してしまっていては、それの上に上塗りしているだけになってしまうのです。また、クラックと呼ばれる外壁材のひび割れが生じている際には、一度完全に補修作業をしてからでないとクリア塗装をすることはできません。ある程度外壁材の状態がいいタイミングでしか、クリア塗装は難しいと考えましょう。仕上がりを左右し、失敗してしまったという印象に繋がってしまいます。

クリア塗装を使用したい場合は、今の外壁材の劣化状態をしっかりと見極めておきましょう。すでにひび割れや色褪せが生じているのであれば、思い切って色を変更する外壁塗装を考えた方が、仕上がりにも満足いくものに近づきます。

クリア塗装を使用するなら外壁材との相性も考えていくといいでしょう。タイル調の外壁材やコンクリート、モルタルといった外壁材であれば相性よく、下地の部分を活かしながらツヤ感をもたらす事ができます。

今回はクリア塗装について解説してまいりました。クリア塗装は外壁材の状態を見極めた上で施工を検討していくことが失敗を防ぐ事に繋がります。自分だけでの判断では自信がない場合は外壁塗装業者に積極的に相談してみましょう！