吹付エポキシ塗装ってなに？特徴とメリット・デメリットについて解説いたします。

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。ご自身の大切な建物の外壁塗装を検討する際、一体どんな手法で塗装をしていくことが一番理想に近い外壁を実現できるのかと疑問に感じるケースもあることでしょう。外壁塗装をする手法の一つには吹付エポキシ塗装という方法があります。そこで今回は吹付エポキシ塗装の特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

吹付エポキシ塗装とは、エポキシ樹脂という主成分を使用した塗料を使用していく方法で、専用のスプレーガンを使用しながら塗布していくことになります。エポキシ樹脂とは優れた接着力や耐久性を持っている為、建物の外壁だけでなく工場や船舶などのボディコーティングにも広く使用されています。吹付エポキシ塗装ではスプレーガンでの塗布になることから広い外壁の一面を均一にキレイに吹き付けていくことができるため、細かい部分までしっかりと塗装ができます。

吹付エポキシ塗装は、非常に高い耐久性を持たせることができます。エポキシ樹脂の効能のおかげともいわれ、エポキシ樹脂が一度硬化した後には強固な塗膜が形成されるため、外部からの衝撃や摩擦に特に強くなります。そのため、より長期間にわたり外壁の美観を保つと共に様々なリスクからも外壁材を守っていけるのです。

吹付エポキシ塗装は下地材との接着力が非常に強い点も特徴の一つです。これにより、外壁材との密着性も良く塗料がはがれにくくなります。また、下地材の種類を問わず、コンクリートや金属・木材などといった様々な素材にも適用できる点も魅力です。

吹付エポキシ塗装は酸やアルカリなどといった化学薬品に対する耐性も高く持っています。そのため、腐食や酸化を防ぐことができ、外壁の耐久性を向上させてより長く建物の外観を保護することができます。

吹付エポキシ塗装で施工した外壁塗装は、一般的な塗料と比べて非常に長く耐久性を保ちます。塗膜が厚くなることで耐久性を担保するため、メンテナンスの頻度を減らすことができ、長期的に見た際にコストパフォーマンスが高くなります。

吹付エポキシ塗装は外壁だけでなく、屋根や床、地下室などといった多様な場所に使用することができます。特に高い耐久性と防水性が求められる場所に適していると言え、様々な建物に対応できる点もメリットの一つでしょう。

吹付エポキシ塗装は専用のスプレーガンで均一に塗布していく手法のため、ムラも少なく、細部までしっかりと塗装しすることが可能です。また、カラーバリエーションも豊富にあり、ご自身の好きな色を選ぶこともでき、デザインを重視した外壁塗装にも向いています。

比較的短い乾燥時間でしっかりと硬化できる点も吹付エポキシ塗装のメリットの一つでしょう。これにより迅速な作業を実現でき、外壁塗装における工期自体を大幅に削減できます。

１回あたりの施工費用で考えた際、吹付エポキシ塗装は比較的高い傾向にある点がデメリットといえるでしょう。一度塗装してしまえば次回のメンテナンスまでの期間を長期間担保できる代わりに、初期投資がかなり高額になるということを理解しましょう。

吹付エポキシ塗装では専門的な技術や経験が必要になります。そのため、一般的な手法よりも塗装することが難しく、吹付エポキシ塗装の経験が豊富な職人に依頼ができないと、仕上がりに期待外れな状況を生み出してしまう可能性もあります。

吹付エポキシ塗装で施工した外壁では、硬化してしまった後ほとんど柔軟性がなくなります。建物は日々の温度や劣化で少しずつ伸縮を繰り返している物ですが、そういった変動に対して追従する機能をほとんど持っていません。そのため、建物の伸縮に耐え切れずひび割れや剝れなどが生じてしまう可能性もあります。

今回は吹付エポキシ塗装の特徴について解説してきました。高い耐久性と接着力を活かし、様々なメリットをもたらす一方で、コスト面や施工するための技術力問題など、様々なリスクも生じる事になります。そういったすべての観点で考えていき、どんな手法で外壁塗装を施す事がご自身たちの理想の外壁を実現できるかを、しっかりと検討していきましょう。