外壁塗装と外装リフォームの違い

こんにちは！外壁塗装専門店安井創建です。お家の外壁において、劣化してきている事が見て取れる状態になった場合には、塗装をはじめとするメンテナンスを検討される事でしょう。そこで今回は外壁塗装と外装リフォームの違いについて解説していきます。劣化の状態に合わせて最適な対処方法を知る事で、無駄のないメンテナンスを計画することが出来ます。

まずは外壁塗装の目的から詳しく理解していきましょう。外壁塗装では、基本的に今ある外壁材の上から塗装することで新しく塗膜を形成し、その塗膜によって保護をする事を目的とします。そのため、進行してしまっている劣化を根本から補修することは出来ず、あくまでも、今の状態を保護するということです。

一般的に多く知られている１０年に１度の塗替えといったサイクルを守っている建物であれば、大きく外壁材の劣化を進行させることは少ない為、外壁塗装でカバーすることが可能です。主に、色褪せやカビ・苔等の発生、チョーキングやわずかなひび割れ程度であれば塗装することでしっかりと保護機能を持たせ更に長い期間耐久させる事が出来るでしょう。

外装リフォームとは、外壁・屋根を含む建物の外側全般においてメンテナンスすることを言います。つまり、外壁塗装は外装リフォームの手段の一つであるのです。外壁塗装では補修することが出来ない場合に外装リフォームで工事を進める事が必要になります。

外装リフォームには大きく分けて3つの種類があります。

• 塗り替え：外壁塗装も含まれるこの塗替えでは、塗装の塗膜をもって保護機能を足していく方法になります。外装リフォームの中では一番費用が安く、使用する塗料によって様々な性能を持たせることが出来ます。色を変える事でガラッと雰囲気まで新しくすることが可能です。
• カバー工法：既存にある素材の上から新しい素材を貼っていくことでメンテナンスする方法です。取り外す費用が掛からない分、張り替えや葺き替えよりも費用が安くなる傾向にあります。
• 張り替え・葺き替え：張り替えは外壁に、葺き替えは屋根に対し行う工事であり、既存の素材を剥がし新しい素材に変えていく工事の事です。塗装するよりも費用は高くなってしまいますが、より性能のいい製品に交換することで断熱性能の向上などが期待できます。

外装リフォームの３段階をご紹介してきましたが、その建物に長く安心して生活する上ではこういったメンテナンスは欠かせません。そうはいっても高額な費用が掛かることです。できるだけ安く済ませるためにも、塗り替えだけでカバーできるうちにメンテナンスを計画しておくことをオススメします。カバー工法や張り替え等が必要になる場合には、前兆なく不具合として生じることで修繕依頼に繋がるケースも多く、突然高額な費用を用意しなければいけないことに繋がります。外壁の劣化状態を常に把握することで適切なタイミングを逃す事なく、塗装サイクルを作ることが、建物のメンテナンス費用削減のコツにもなるのです。

今回が外壁塗装と外装リフォームの違いについて解説してきました。外装リフォームの種類の一つである外壁塗装。塗装だけでメンテナンスが出来る内に定期的なメンテナンスを計画しましょう。